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隊長たむの、 「あくまで私見ですが。」

フィルムコミッションを始めた書店員主婦のよもやま話

2016年05月の記事

美味しんぼに登場した「究極の豆腐」。つくったのは、小金井の豆腐屋!

スーパーマーケットやコンビニが増えて、肉や魚などの小売店は今では少ない。
それでも豆腐屋は、見渡せばまだ町のあちこちで見かける。
ほとんど店舗がない商店街にポツンと残る「最後の砦」のような店も。


普段の買い物はもっぱらスーパーだが、気が向くとそんな店に寄ってみる。
その日は、武蔵小金井駅から徒歩5分、ゆるい坂の途中にある福田屋豆腐店へ。

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店頭には、豆腐、油揚、生揚等の価格表が貼られているだけで、商品は陳列されていない。
豆腐はまだ、大きな水槽の中に沈んでいる。
恐る恐る木綿豆腐を一丁頼んで待つ。

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ふとショーケースに目をやると、側面にベタベタと写真が。
あ、若い頃の唐沢寿明。
「美味しんぼ(TV)豆腐の対決」と書いてある。
え、え、ここでロケを?

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豆腐を包んで出てきた白髪の店主。
一目での唐沢寿明の右に写っている男性だと分かる。
お会計を済ませ、すかさず「これ、いつの写真ですか?」
すると店主は嬉しそうに、「20年ぐらい前かなぁ。豆腐対決の回でね」と話し出す。

福田屋豆腐店の登場シーンは2回。
①00:34:42-00:37:20
②01:02:30-01:05:40




店のつくりは今もほとんど変わらない。
外観も、ドラマに登場したガス釜も当時のままだ。

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ご主人と奥さん2人、息の合った作業。
かけ流しの水槽に、大きな長方形の豆腐の塊を、容器から開け放ち。
大きな包丁でスッスッと切り分けていく。

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聞けばご主人、豆腐をつくり続けて60年。
元は駅前で創業し、中央線の高架化計画に伴う立ち退きで、今の場所へ移転してきたとのこと。
後継者がおらず体もつらくなる一方なので、あとどのぐらい続けられるか分からないと言う。
この手作りの豆腐、味わえるのはあと数年かも知れない。


ひとしきり写真撮影をして店頭に戻ると、スッと差しだされたリポビタンD。
「暑いから水分摂って」
営業中、いろいろ質問して邪魔をしているのはこちらなのに…
ありがたく頂戴する。

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さらにご主人が奥から別の写真を出してきて見せてくれた。
豆腐を納品していた市内の雑貨屋周辺でのドラマ撮影。
空き地にセットの交番を作って、かなり大がかりなものだったようだ。
この件はまた改めて、今は酒屋になっているその店に聞き込みに行くことにする。


あくまで私見ですが。
昔ながらのまちの豆腐屋は、ネットに落ちていない地元ネタの宝庫だ。



【東京都小金井市のロケ地 No.005】


福田屋豆腐店
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東京都小金井市前原町3-39-8



・ドラマ『美味しんぼ4』「究極VS至高 心の対決!」
 唐沢寿明、富田靖子、江守徹 (1997年)


連絡先等詳細は、こがねいロケよび隊
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